オーブンレンジ・2機種比較
グリル皿で両面を焼く、ボウルで料理を作る、惣菜を温め直す。こうしたビストロの基本は両機にあります。選び分けるのは、食材を組み合わせる調理、蒸気の使い道、解凍の操作です。
先に結論
あなたに合うのはどれ?
定番の焼き物・ワンボウル・惣菜の温め直しが中心ならNE-BS5E。冷凍ストックを組み合わせる「おまかせグリル」、タンク式スチーム、用途別の解凍まで使いたいならNE-BS6Eを選びましょう。
焼き物の違いは「組み合わせる」か「定番で作る」か
おまかせグリル
対応する肉・魚・野菜なら、冷凍・冷蔵・常温を組み合わせて焼けます。ストックと手元の食材から献立を決めたい人向きです。
「カラータッチ液晶」で食材の種類と分量を選んでスタートします。冷凍ストックと冷蔵庫の野菜を一緒に使うことが多い人は、この組み合わせへの対応が6Eを選ぶ理由になります。
肉・魚は厚み2cm以下で、重ねずに並べます。魚は切り身が基本。一尾魚・開きは別メニュー。骨付き肉は「ハンバーグ 骨付き肉」を選び、タンクを満水にします。
定番グリル
塩さばやハンバーグなど、指定の10メニューを専用ボタンから調理。いつもの料理を繰り返し作りたい人に合います。
操作部はバックライト付きの「光る文字液晶」とボタン・ダイヤルです。指定レシピの焼き魚やハンバーグを繰り返し作るなら、この定番メニューが選ぶ理由になります。
対象は取説にある3〜4人分の指定レシピ。グリル皿は上段に置きます。
レシピ検索とドアの補足
BS6Eは本体の画面からレシピも検索できます。作る料理を本体で探したい人には、カラータッチ液晶が選ぶ理由になります。
BS6Eの「ソフトダンパー」は、閉まる直前のドアの動きを和らげる機構。手を離す位置によっては働かず、自動で閉まるドアという意味ではありません。
蒸すなら、タンク式のBS6E。茶わん蒸しはBS5Eでも
スピードスチーム機構
600mLタンクから蒸気を供給。100℃と60〜95℃の低温スチームを使い、蒸しプリン・ふかしいも・専用メニューのゆで卵などを作れます。
タンクに給水し、対応メニューで蒸気を使うのが基本です。蒸す献立を日常に増やしたい人は、この方式と対応メニューを使うためにBS6Eを選びましょう。
「スチームあたため」と1〜2枚用の「スチームトースト」もBS6Eの機能。通常トースト4枚とは別です。
皿式スチーム
「皿式スチーム」は、グリル皿に湯をはって蒸す方式です。BS5Eでも茶わん蒸しを作れるので、蒸す料理があることだけでタンク式を選ぶ必要はありません。
庫内を空で予熱した後、指定のキッチンペーパーと食品を載せたグリル皿を下段へ入れ、約50℃の湯を注いで加熱します。この準備をして、たまに茶わん蒸しを作る使い方なら5Eが合います。
取り出すときは熱い残り湯に注意。タンク式のスチームあたため・スチームトーストはありません。
手入れも含めて選択を。BS6Eは給水タンクや経路の管理が加わり、「庫内」コースも約30分のスチーム後に拭き取りが必要です。BS5Eの自動お手入れは「脱臭」。
スチーム機能の手入れと、両機共通の掃除
BS6Eには洗浄・水抜きや、表示が出たときなどのクエン酸洗浄もあります。洗浄後はすすぎと、トレーの水捨て・洗浄が必要です。
両機とも天井はヒーターが露出しない平らな構造。ヒートグリル皿は食洗機にセットできれば食洗機で洗えます。庫内の拭き掃除はどちらにも必要です。
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解凍の違いは、次に「ほぐす」か「切る」か
芯までほぐせる解凍
「サイクロンウェーブ加熱」+スチームの方式。マイクロ波をらせん状に放射し、中心からおだやかに解凍するというメーカーの説明です。
ほぐして加熱調理する下ごしらえには「スチーム全解凍」、肉を細切りにするなど包丁を入れる作業には「スチーム半解凍」。次の作業に合わせて選び分けられることが6Eの利点です。
給水タンクを満水にして使います。水なしでも解凍できますが、仕上がりは固めになります。
解凍+仕上がり5段階
BS5Eにも肉・魚の解凍があります。解凍を始め、仕上がり表示が点滅している間にダイヤルで5段階調整します。
6Eは全解凍・半解凍のモードを選ぶのに対し、5Eは解凍を始めてから仕上がりを調整する流れです。解凍の有無ではなく、この使い分けが必要かで選ぶと判断しやすくなります。
対象量は両機とも肉・魚100〜500g、刺身100〜200g。
センサー名と、共通の温め機能を確認する
BS6Eは「スイングサーチ赤外線センサー」、BS5Eは「赤外線センサー」。両機とも食品や容器の表面温度を読みます。同条件の温めムラの比較値は確認できておらず、センサー名から精度の順位は付けません。
両機とも「お好み温度」(−10〜90℃)と「お急ぎあたため(スピード機能)」を備えます。スピード機能は手動500W・600Wの開始後に切り替え、設定30秒〜10分に対応。連続加熱時など使えない場合があり、生の食材では加熱不足やムラが出やすくなります。
本体はBS5Eが小さく、庫内は横に広い
本体の横幅
NE-BS6E
50.0cm
本体のみの幅
NE-BS5E
47.0cm
本体のみの幅
本体幅はBS5Eが3cm小さい。両機とも左右に各2cm以上の放熱空間を足す。
庫内の横幅
NE-BS6E
31.9cm
幅のみの比較
NE-BS5E
37.0cm
幅のみの比較
庫内幅はBS5Eが5.1cm広い。容器の取っ手や調理時の余裕も考慮する。
奥行・高さなど、設置前に測る寸法
細かな数値・仕様を確認する
| 選ぶときの違い | NE-BS6E | NE-BS5E |
|---|---|---|
| 本体の横幅 | 50.0cm本体のみの幅 | 47.0cm本体のみの幅 |
| 本体の奥行 | 40.0cm | 39.0cm |
| 本体の高さ | 34.7cm | 35.0cm |
| ハンドルを含む奥行 | 44.9cm | 43.6cm |
| ドア開放時の奥行 | 67.0cm | 64.9cm |
| 左右の放熱空間 | 各2cm以上 | 各2cm以上 |
| 上の放熱空間 | 10cm以上 | 10cm以上 |
| 庫内の横幅 | 31.9cm幅のみの比較 | 37.0cm幅のみの比較 |
| 庫内の奥行 | 35.0cm | 33.5cm |
| 庫内の高さ | 22.3cm | 20.9cm |
| 総庫内容量 | 25L | 26L |
ドアの開閉と、棚板の条件も確認
前方にドアを開ける空間を確保し、脚を支える棚板・耐荷重・電源の条件も確認します。ドア開放時の奥行は、棚板に必要な奥行と同じ意味ではありません。庫内寸法いっぱいの器が使えるわけでもなく、取っ手と加熱時の余裕を含めて見ます。
あなたの台所で、出番が多いのはどちら?

NE-BS6Eを選ぶ
冷凍ストックを組み合わせたい。 蒸す献立を増やしたい。 全解凍・半解凍を選びたい。
このうち普段使う機能があるならBS6E。給水と水まわりの手入れも含めて選びましょう。

NE-BS5Eを選ぶ
いつもの焼き魚を作りたい。 ボウル調理や惣菜温めが中心。 庫内の横幅を優先したい。
基本のビストロ機能を日常に使うならBS5E。茶わん蒸しは皿に湯をはる方式で作れます。
2段で同時に焼く、または高温を長く保つことが必須なら。
今回は、どれも選ばない
両機とも1段オーブンで、220〜250℃の運転は約5分、その後210℃へ切り替わります。この条件で足りない場合や、設置・器の条件を満たせない場合は、両機とも見送りましょう。
パンやクッキーを2段でまとめて焼くことが必須なら、2段オーブンのNE-BS9EとNE-BS8Dの比較も参考になります。高温を長く保つ条件や、設置・器の条件は別に確認してください。
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関連するNE-FS3E・NE-MS4E・NE-BS5Eの3機種比較動画は、BS5Eの両面グリル・トースト・冷凍フライなどを使うかの判断を扱っています。この記事の比較相手BS6Eは動画の対象外で、BS6Eのタンク式スチームなどを3機種共通の機能とは考えません。動画内価格は2026年9月21日の1店・新品税込・通常送料無料地域・自己設置の観測で、現在の設置込み総額ではありません。



