ドラム式洗濯機、上位モデルにお金を払う必要はある?乾燥・手入れ・操作で決める

乾燥後にタオルを取り出す人と、シャツを干す人の暮らし 洗濯機・洗濯乾燥機

洗濯機・選び方ガイド

乾燥まで任せたい人ほど、上位が必要か迷うもの。日立の白色・左開き2台を実例に、共通で減らせる作業と、追加費用で変わる操作を分けます。

共通の乾燥と手入れをボタン操作で使えるならBD-SX130PL。本体のカラー画面や、3コースをダウンロードなしで使うことに価値を感じるならBD-STX130PL。どちらも乾燥量・衣類・設置・残る手入れを先に満たすことが購入条件です。

上位の追加費用は、乾燥の回数より操作の違いで決める

2機種の違い

乾燥と手入れの基本は共通。画面とコースの入口が違う

乾燥まで任せたいからといって、上位モデルを選ぶ必要があるとは限りません。実例の日立BD-STX130PLとBD-SX130PLは、どちらも乾燥7kgのヒートポンプ式で、乾燥フィルターの掃除を省く「らくメンテ」を備えます。

BD-STX130PLへ追加費用を払う理由は、本体のカラー画面で設定や手入れ案内を確かめたいこと、あるいは「洗剤直ぬり」「静止乾燥」「花粉」をダウンロードせず使いたいことです。その違いを使わないなら、BD-SX130PLも積極的な候補になります。

毎日の乾燥を任せるために、先に量と衣類を確認する

両機共通

洗濯13kgと、乾燥7kgは別の上限

洗える量が13kgでも、そのまま13kgを乾燥まで回せるわけではありません。この2台の洗濯〜乾燥・乾燥容量は7kgです。洗濯だけの量と、乾燥まで回す量を分けて考えます。

衣類の洗濯表示に加えて、選ぶコースの対象と容量を確認します。特殊コースは7kgより小さい上限があり、防水性の衣類・製品は、洗濯可能な表示でも本機での洗濯・乾燥の対象にしません。

「らくはや 風アイロン」は、大きなドラムと風、湿度センサーによってシワを抑えることを狙う両機種共通の仕組みです。乾き方やシワは量・素材・組合せで変わります。乾燥7kg以内とコースの衣類条件に合い、基本のボタン操作で使うならSX。本体の画面で設定を選びたいならSTXです。

下位モデルでも、計量と乾燥フィルターの掃除を減らせる

両機共通

液体洗剤・柔軟剤 自動投入は、どちらにもある

タンクへ補充して設定すれば、液体洗剤と柔軟剤を毎回量って入れる作業を減らせます。BD-SX130PLも対応しているので、これが目的なら上位限定の機能として追加費用を考える必要はありません。

工場出荷時は自動投入がオフです。使う前の設定と補充は利用者が行い、おしゃれ着用洗剤・粉末洗剤・漂白剤などを同じタンクへ自由に入れる機能ではありません。コースや洗剤に応じた手動投入も残ります。

「らくメンテ」でも、手入れは残る

両機共通

省ける掃除と、自分で行う掃除を分ける

両機種とも乾燥フィルターがなく、そのフィルターの掃除を省けます。一方、大容量糸くずフィルターのごみ取りは必要です。ドアガラス・パッキンなども、汚れや糸くずに応じて手入れします。

糸くずフィルターの「約2週間に1回」は、洗濯〜乾燥7kgを1日1回運転したメーカー調べの目安です。衣類の量・種類で変わり、確認のお知らせが出たら2週間を待たずに手入れします。

自動おそうじは乾燥のみや一部のコースでは作動せず、パッキン裏の糸くずは次の洗濯運転で洗い流す説明です。乾燥だけを続ける場合などに案内される短時間コースは、STXが「槽洗い」、SXが「槽洗浄15分」です。実行後の糸くずフィルターの手入れも残ります。

タンクと排水を手入れできることも購入条件

自動投入タンク等は2〜3か月に1回が手入れの目安です。洗剤の種類を変えるとき、1か月以上使わないとき、汚れや固まりがあるときなどは、その目安を待たずに対応します。タンクの手入れ後の経路洗浄は両機種にあり、STXは画面、SXはボタン操作で設定します。液体洗剤と柔軟剤の経路は片方ずつ洗浄します。

「らくメンテ洗浄」は両機種にある4時間の槽洗浄コースです。衣類を入れず、指定の洗浄剤等を準備して利用者が開始します。洗浄剤を入れる順序も取扱説明書に従う必要があり、普段の運転だけで全て済む機能ではありません。

排水ホース・排水口・排水トラップには、月1回を目安にした手入れの案内があります。約92kgの本体を日常的に動かして掃除する前提にせず、排水側へ安全に届く設置方法か、購入時に施工担当者と確認します。

追加費用で変わるのは、この操作

横にスクロールできます

追加費用で変わるのは、この操作
選ぶときの違いBD-STX130PLBD-SX130PL暮らしへの意味
操作と本体での確認カラー液晶タッチパネル本体の画面で設定・手入れ案内を見ながら操作するプッシュボタン式普段のコースをボタンで選んで操作する本体で確認したいならSTX。ボタン操作で足りるならSX。
3コースの使い始め洗剤直ぬり・静止乾燥・花粉を本体搭載この3コースは初回ダウンロード不要/その他の追加コースにはアプリ・対応無線LAN等が必要/対象衣類・容量・準備条件はコースごと同じ3コースはダウンロード対応この3コースの初回ダウンロードにはアプリ・対応無線LAN等が必要/対象衣類・容量・準備条件はコースごと初回登録を避けて3コースを使うならSTX。登録環境があればSXも候補。

3つのコースをどう使うかで、上位の価値が変わる

BD-STX130PLはワイドカラー液晶タッチパネルで、コース一覧・設定・手入れ案内を本体で確認できます。BD-SX130PLはプッシュボタン式です。ダウンロードしたコース名を本体で確認できるのはSTXなので、本体で内容を見ながら選びたい人には追加費用を払う理由になります。

「洗剤直ぬり」「静止乾燥」「花粉」はSTXに本体搭載され、SXではダウンロードして利用します。これらを使いたくて、初回のアプリ設定を避けたいならSTXが候補です。各コースの対象衣類・容量・準備条件は別に守ります。

「洗剤直ぬり」は、汚れた部分へ濃縮液体洗剤を先に塗って洗うコースで、2kg以下が対象です。自動投入だけで事前塗布まで済むわけではなく、洗剤と衣類の表示を確認して準備します。

STXの「静止乾燥」は、対象素材の衣類や靴などをドラムを回さず乾かすコースです。0.4kg以下で、衣類は1枚ずつ。素材と取扱表示を確認し、ぬれた衣類は先に脱水して、たたんで入れます。

STXの「花粉」は、帰宅後や外干し後の衣類に付いた花粉を洗わず落とすコースで、2kg以下が対象です。機内洗浄に水を使うため、水栓を開けて運転します。花粉を完全に除くことや、症状が改善することを保証する機能ではありません。

SXでダウンロードコースを使うには、対応スマートフォン・アプリ・無線LAN環境・会員登録などが必要です。本体へ登録できるコースは最大3つ。初回の登録と、登録後に本体で選ぶ操作を分けて考えます。STXも別のコースを追加する場合はアプリ等が必要で、サービス内容は変更・終了される可能性があります。

いつものコースをボタンで選べて、必要なコースの初回登録も負担にならないなら、SXでも判断に必要な乾燥と手入れの基本はそろいます。普段のボタン操作で足りるならSX、本体の画面でコース名や手入れ案内を見たいならSTXを選びましょう。

置ける寸法、使う空間、搬入経路を別々に測る

ここでの実例は白色・左開きのBD-STX130PL(W)とBD-SX130PL(W)です。外形寸法はどちらも幅630×奥行720×高さ1065mmで、給水ホース取付部と排水ホースを含む公表値です。本体幅600mmや梱包寸法、必要な余白とは別の数字です。

共用据付説明書は、上方30cm、左右各1cm、後方1cm、前方開放などの離隔を示します。丈夫で水平な床、排水接続、防水パン、水栓の条件も別に確認します。外形と余白を足すだけで設置できるとは判断しません。

搬入時の曲がり角、左扉を開く範囲、人が立つ場所、洗剤投入部のふた、糸くずフィルターを取り出す動きまで確認します。給排水接続・電源の単独使用・アース・設置後の試運転も必要です。水栓や排水口によって、別売部品や工事が必要になる場合があります。

この条件なら選ぶ。この条件なら見送る

共通の乾燥と手入れを重視し、普段のボタン操作で使える

BD-SX130PLを選ぶ

BD-SX130PLを候補にする。乾燥7kg・ヒートポンプ式・らくメンテ・自動投入が共通で、カラー画面を使わない人の目的を満たせる。

特殊コースの対象と容量を守る/ダウンロードコースを使う場合は初回登録の環境を用意できること

本体でコース名や手入れ案内を確認したい、または3コースを初回ダウンロードなしで使いたい

BD-STX130PLを選ぶ

BD-STX130PLを候補にする。カラー画面と3コースの本体搭載を自分の操作で使う場合に、その追加費用を考える。

乾燥7kgと対象衣類の条件はSXと共通/その他の追加コースにはアプリ等が必要

一回分の乾燥量や衣類、設置・手入れの条件が合わない

今回は、どれも選ばない

必要な一回分が乾燥7kgを超える、乾燥対象外の衣類をまとめて回したい、搬入や使用時の空間が足りない、残る手入れも一切したくない場合は、この2台を見送ります。上位へ変えても、この共通条件は解消しません。

実例の違いを詳しく確認する

BD-STX130PLとBD-SX130PLの比較 →

上位に払う理由が操作画面やコースの入口にあると分かったら、2台の比較へ進めます。このガイド内でも、両方の乾燥・手入れ条件と選ぶ理由は確認できます。

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